問1
キャリア心理学において、同じ職務内容であっても満足度が異なる理由として最も適切なものはどれか。
A 能力差が必ず存在するから
B 評価制度が異なるから
C 経験に対する意味づけが異なるから
D 職務内容の難易度が変化するから
解答
C 経験に対する意味づけが異なるから
解説
キャリア心理学では、出来事そのものよりも、それをどう解釈し位置づけるかが満足感に影響すると考えます。
問2
スーパーのキャリア発達理論において、ライフステージの変化が示す本質的な意味として最も適切なものはどれか。
A 昇進機会の変化
B 能力水準の上昇
C 自己概念の再編成
D 職業選択肢の増加
解答
C 自己概念の再編成
解説
ライフステージの移行は、自己概念の見直しや再構成を伴う過程と考えられます。
問3
ホランド理論をキャリア心理学的に応用する際、単純なタイプ分類が危険とされる理由として適切なものはどれか。
A タイプ理論は古いため
B 人の興味や行動は状況によって変化するため
C 環境要因を説明できないため
D 統計的信頼性が低いため
解答
B 人の興味や行動は状況によって変化するため
解説
中級レベルでは、タイプは固定的性質ではなく、状況との相互作用で現れると理解します。
問4
キャリア構成理論の立場から見た「過去経験」の扱いとして適切なものはどれか。
A 成功体験のみを重視する
B 客観的事実として整理する
C 現在の視点から再解釈する
D 将来予測の材料として用いる
解答
C 現在の視点から再解釈する
解説
キャリア構成理論では、過去は固定された事実ではなく、現在の意味づけによって再構成されます。
問5
キャリア心理学において「違和感」が長期化する場合に生じやすい状態として適切なものはどれか。
A 能力の急激な低下
B キャリア停滞感の強化
C 職務量の増加
D 評価制度への過剰適応
解答
B キャリア停滞感の強化
解説
違和感が言語化されないまま続くと、停滞感や無力感として表れやすくなります。
問6
キャリア心理学の立場から見た「転職の繰り返し」に対する評価として最も適切なものはどれか。
A 一貫性の欠如
B 適応力の低さ
C 意味づけの未整理
D 成長意欲の高さ
解答
C 意味づけの未整理
解説
行動そのものではなく、経験がどう理解され整理されているかが重要視されます。
問7
仕事を「辞めたい」という感情が強まる背景として、キャリア心理学の観点から最も適切な説明はどれか。
A 外的ストレスの増加
B 感情コントロールの失敗
C 内的価値観の変化
D 判断力の低下
解答
C 内的価値観の変化
解説
感情変化は、内面で進んでいた価値観の変化が意識化した結果と考えます。外的要因や感情コントロール、判断力の低下は影響を与えますが、一時的な要因と言えます。
問8
キャリア心理学において「安定志向」が強まる時期の理解として適切なものはどれか。
A 挑戦意欲の低下
B 能力成長の停止
C ライフ役割の重心移動
D 環境変化への抵抗
解答
C ライフ役割の重心移動
解説
家庭や健康など、仕事以外の役割比重が高まることで志向が変化すると捉えます。
問9
キャリア心理学における「選択の後悔」を考える視点として適切なものはどれか。
A 後悔を通して選択の意味を再整理する
B 感情反応として結果とは切り離して考える
C 選択の正誤を再評価し、基準を厳密にする
D 早期に別の選択へ切り替える
解答
A 後悔を通して選択の意味を再整理する
解説
後悔は、選択の背景にある価値観や理解を見直す手がかりと考えます。
問10
キャリア心理学において「納得感」が低下する主な要因として適切なものはどれか。
A 目に見える成果が出ていない
B 周囲の評価とのギャップがある
C 主観的努力量が不足している
D 主体的選択感が弱まっている
解答
D 主体的選択感が弱まっている
解説
納得感は結果よりも、自分で選んだという感覚と強く結びつきます。主体的な選択感とは「なぜその選択をしたのか」自らの感情と照らし合わせて語ることができる状態です。
問11
キャリア心理学の視点から見た「成長実感の喪失」の説明として最も適切なものはどれか。
A 自己概念と役割の乖離
B 評価制度に対する納得感
C 能力が伸びていない感覚
D 主観的な努力不足
解答
A 自己概念と役割の乖離
解説
自分が目指す姿と実際の役割がずれると、成長実感が得にくくなります。評価制度などの外的な仕組みや、個々人の能力を問うのではなく、ありたい自分とあるべき姿を理解することが大切です。
問12
キャリア心理学において「環境不適応」と判断する前に検討すべき視点として適切なものはどれか。
A 環境変更の可能性
B 意味づけの固定化
C 個人の努力量
D 能力評価
解答
B 意味づけの固定化
解説
環境そのものより、経験の捉え方が硬直している場合も多くあります。
問13
キャリア心理学における「迷い」の扱いとして、最も適切なものはどれか。
A 自己理解や価値観が再編成されている過程
B 判断力の低下によって生じる不安定な状態
C 行動決定を妨げるため早期に解消すべき状態
D 感情的反応として理論的検討の対象外とするもの
解答
A 自己理解や価値観が再編成されている過程
解説
キャリア心理学では、迷いを問題行動や弱さとは捉えません。
価値観や自己理解が変化し、それを整理し直している途中段階として位置づけます。
問14
キャリア心理学における「役割過多」が引き起こしやすい状態として適切なものはどれか。
A 能力低下
B モチベーション喪失
C アイデンティティの混乱
D 評価不安
解答
C アイデンティティの混乱
解説
複数役割の調整が難しくなると、自分が何者か分からなくなる感覚が生じやすくなります。
問15
キャリア心理学において「意味づけの更新」が必要となる典型的状況として適切なものはどれか。
A 業務量が増えたとき
B 評価が下がったとき
C ライフイベントが生じたとき
D 収入が減少したとき
解答
C ライフイベントが生じたとき
解説
結婚、出産、介護などは価値観や優先順位の再構成を促します。
問16
キャリア心理学の立場から見た「キャリア停滞感」の理解として適切なものはどれか。
A 意味づけの更新が止まっている状態
B 能力の限界を感じている状態
C 成長機会が失われている状態
D 環境変化の欠如
解答
A 意味づけの更新が止まっている状態
解説
停滞感は、経験が新しい意味を持てなくなっている状態と考えます。
問17
キャリア心理学において「不安」が長期化する場合に生じやすい影響として適切なものはどれか。
A 判断力の向上
B 行動範囲の固定化
C 自己理解の深化
D 価値観の明確化
解答
B 行動範囲の固定化
解説
不安が整理されないと、選択肢を狭める方向に働きやすくなります。
問18
キャリア心理学が前提とする「現代的キャリア観」として最も適切なものはどれか。
A 安定的上昇モデル
B 組織内完結モデル
C 不確実性を含む再構成モデル
D 能力直線成長モデル
解答
C 不確実性を含む再構成モデル
解説
現代のキャリアは、不確実性の中で意味づけを更新し続けるものと捉えます。
問19
キャリア心理学において「適職感」が低下する主因として適切なものはどれか。
A 能力不足
B 職務内容の変化
C 意味づけと価値観の不一致
D 評価制度の問題
解答
C 意味づけと価値観の不一致
解説
適職感は、仕事内容よりも価値観との一致感によって左右されます。
問20
キャリア心理学の立場から見た「キャリアの再設計」に最も近い説明はどれか。
A 新しい職業を選ぶこと
B スキルを追加すること
C 経験の意味を組み替えること
D 環境を変えること
解答
C 経験の意味を組み替えること
解説
再設計とは、必ずしも行動変更ではなく、意味づけの再構成を指します。キャリアを考え直すとき、単に転職や方向性を変えるのではなく、これまでの経験とこれからのキャリアの間でその意味を再構成することが大切です。
学習おつかれさまでした。









