キャリアの悩みを、「理解できる力」に変える。

キャリア心理学検定

キャリアコンサルタントを目指す方の多くは、
誰かの役に立ちたい
人の悩みをきちんと聴けるようになりたい
自分自身のキャリアを、もっと理解したい

といった思いがあるのではないでしょうか。

キャリアコンサルタントになるには、学科試験と実技試験に合格する必要があり、
キャリア理論やカウンセリングの知識を理解し、さらには労働市場や統計などもよく理解をしておく必要があります。

また、キャリアコンサルタント試験が難しいとされるのが実技試験でのキャリア面談の実践です。実技試験では、相談者にかかわるための基本的な技法に加えて、どこまで相談者の悩みを深く理解しているかを問われます。

そのときに必要になるのが「キャリア心理学」の知識です。

ここでは、キャリアコンサルタントに求められるキャリア心理学の基本的なポイントについて見ていきたいと思います。


キャリア心理学は、難しい理論を覚える学問ではない?

これから学び始める方は、
キャリア理論
心理学用語
多くの理論家の名前

に驚かれるかと思います。

キャリアコンサルタント試験は合格率が低いわけではありませんが、社会人として働きながら学ぼうと思うと、その出題範囲の広さには圧倒されてしまうかもしれません。

ですが、キャリア心理学において大切なのは暗記ではありません。
キャリア心理学は、人の迷いや不安をどう見るかを学ぶ学問です。

「なぜ、この人は決められないのか」
「なぜ、同じ話を何度もするのか」
「なぜ、答えが分かっているのに動けないのか」

その背景を、性格や努力不足で片づけないための視点が、キャリア心理学です。
この視点は一度身に付けることができれば、どんな相談者に対してもキャリア心理学の視点からその相談の背景にある心の構造を手に取るように理解ができるようになります。


相談者の「迷い」は、問題ではない


キャリア相談の場では、こんな言葉がよく出てきます。

・やりたいことが分からない
・転職すべきか決められない
・このままでいいのか不安

初めて学ぶと、
「どう整理すればいいのだろう」
「何か答えを出さなければ」

とこちらまで迷ってしまうかもしれません。

キャリア心理学では、こうした状態を
価値観や自己理解が変化し、これまでの考え方が合わなくなってきた状態
つまり、変化の途中として理解します。

この視点があるだけで、支援の姿勢は大きく変わります。

相談者は未熟なわけでも、優柔不断でものごとを決められない性格というわけでもありません。そう感じるかもしれませんが、そうだとしてもそれは支援という立場からはあまり関係のないことです。

キャリア心理学において大切なことは、相談者の変化を受け止め、相談者自身が感じているありのままの気持ちを理解して共感することです。

キャリア理論は、相談者を分類するためのもの?

学習初期によくある誤解があります。
それは、
「この人はこの理論に当てはまる」
と分類しようとしてしまうことです。

これは支援のあり方にも同じことが言えます。シュロスバーグの4Sに当てはめて、どんな相談者に対してもリソース点検をしようとしてしまうようなかかわり方です。

キャリア理論は、ラベルを貼るための道具ではありません。
相談者を理解するための、見方の引き出しのようなものです。

発達の視点で見ると、今はどの段階にいるのか。
興味や環境の視点で見ると、何が合っていないのか。
語りの視点で見ると、どんな意味づけが繰り返されているのか。

一つの理論で説明しようとするのではなく、さまざまな視点から見つめることが求められる学問です。


不安や後悔に、どう向き合うか


これからキャリアコンサルタントを目指す人ほど、
「不安を減らしてあげたい」
「後悔をなくしてあげたい」

「正解を見つけてあげたい」
と思うかもしれません。

ところが、キャリア心理学の立場では、不安や後悔は消すものではありません。
むしろ、言葉では十分に表現されていないその気持ちをより深く語っていただき、言語化をしてもらう中で相談者自身が自分のありのままの思いを見つめることが大切です。

その思いをキャリアコンサルタントと共に見つめる中で、

・何を大切にしようとしているのか
・どこにズレが生じているのか

といった重要な手がかりを相談者の心の中に見出すことができます。

感情を抑えるより、
感情が何を示しているのかを理解する
それが、キャリアコンサルタントの役割です。


支援とは、答えを出すことではない

キャリアコンサルタントは、
進路を決める人ではありません。
転職を勧める人でもありません。

相談者が
「自分の状態が分かった」
「自分で考えられるようになった」

そう感じられるように支えることが支援です。

キャリア心理学は、そのための基本的な視点になります。


キャリア心理学を学ぶ人へ


キャリア心理学を学び始めると、
自分自身の迷いや不安にも、違った見方ができるようになります。

分からないことがあっても構わない。
悩むことは自然なこと。
答えが出なくても問題ない。

ありのままの気持ちを理解しようとすることで心の中に安心が生まれ、
自分にとって正しいと思える選択をする力になっていきます。


 


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練習問題を公開しました。

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